4.8. Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) のバックアップ
コンテナー内の永続データをサーバーと同期できます。
OpenShift Container Platform 環境をホストする一部のプロバイダーでは、バックアップおよび復元目的でサードパーティーのスナップショットサービスを起動する機能がある場合があります。ただし、OpenShift Container Platform ではこれらのサービスを起動する機能を提供していないため、本書ではこれらの手順については説明しません。
特定アプリケーションの適切なバックアップ手順については、製品のドキュメントを参照してください。たとえば、mysql データディレクトリー自体をコピーしても使用可能なバックアップは作成されません。その代わりに、関連付けられたアプリケーションの特定のバックアップ手順を実行してから、データを同期することができます。この特定の手順には、OpenShift Container Platform をホストするプラットフォームで提供されるスナップショットソリューションの使用も含まれます。
手順
プロジェクトおよび Pod を表示します。
$ oc get pods NAME READY STATUS RESTARTS AGE demo-1-build 0/1 Completed 0 2h demo-2-fxx6d 1/1 Running 0 1h
永続ボリュームで使用されているボリュームを検索できるように必要な Pod の情報を記述します。
$ oc describe pod demo-2-fxx6d Name: demo-2-fxx6d Namespace: test Security Policy: restricted Node: ip-10-20-6-20.ec2.internal/10.20.6.20 Start Time: Tue, 05 Dec 2017 12:54:34 -0500 Labels: app=demo deployment=demo-2 deploymentconfig=demo Status: Running IP: 172.16.12.5 Controllers: ReplicationController/demo-2 Containers: demo: Container ID: docker://201f3e55b373641eb36945d723e1e212ecab847311109b5cee1fd0109424217a Image: docker-registry.default.svc:5000/test/demo@sha256:0a9f2487a0d95d51511e49d20dc9ff6f350436f935968b0c83fcb98a7a8c381a Image ID: docker-pullable://docker-registry.default.svc:5000/test/demo@sha256:0a9f2487a0d95d51511e49d20dc9ff6f350436f935968b0c83fcb98a7a8c381a Port: 8080/TCP State: Running Started: Tue, 05 Dec 2017 12:54:52 -0500 Ready: True Restart Count: 0 Volume Mounts: */opt/app-root/src/uploaded from persistent-volume (rw)* /var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount from default-token-8mmrk (ro) Environment Variables: <none> ...omitted...
この出力は永続データが
/opt/app-root/src/uploaded
ディレクトリーにあることを示しています。データをローカルにコピーします。
$ oc rsync demo-2-fxx6d:/opt/app-root/src/uploaded ./demo-app receiving incremental file list uploaded/ uploaded/ocp_sop.txt uploaded/lost+found/ sent 38 bytes received 190 bytes 152.00 bytes/sec total size is 32 speedup is 0.14
ocp_sop.txt
ファイルはローカルシステムにダウンロードされ、バックアップソフトウェアまたは別のバックアップメカニズムでバックアップされます。注記また、Pod が起動する場合に
pvc
を使用せずに直前の手順を実行できますが、後にpvc
が必要かどうかを確認する必要があります。データを保持してから復元プロセスを使用し、新規ストレージを設定することができます。