検索

27.7.2. プロビジョニング

download PDF

ストレージは、ボリュームとして OpenShift Container Platform にマウントされる前に基礎となるインフラストラクチャーになければなりません。OpenShift Container Platform が GCE Persistent Disk 用に設定されている ことを確認した後、OpenShift Container Platform と GCE に必要となるのは、GCE Persistent Disk ボリューム ID と PersistentVolume API のみです。

27.7.2.1. 永続ボリュームの作成

OpenShift Container Platform に永続ボリュームを作成する前に、永続ボリュームをオブジェクト定義で定義する必要があります。

例27.6 GCE を使用した永続ボリュームオブジェクトの定義

apiVersion: "v1"
kind: "PersistentVolume"
metadata:
  name: "pv0001" 1
spec:
  capacity:
    storage: "5Gi" 2
  accessModes:
    - "ReadWriteOnce"
  gcePersistentDisk: 3
    fsType: "ext4" 4
    pdName: "pd-disk-1" 5
1
ボリュームの名前。これは Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) を使用して、または Pod からボリュームを識別するために使用されます。
2
このボリュームに割り当てられるストレージの量。
3
これは使用されるボリュームタイプを定義します。 この場合は、gcePersistentDisk プラグインです。
4
マウントするファイルシステムタイプです。
5
これは使用される GCE Persistent Disk ボリュームです。
重要

ボリュームをフォーマットしてプロビジョニングした後に fstype パラメーターの値を変更すると、データ損失や Pod にエラーが発生する可能性があります。

定義を gce-pv.yaml などのファイルに保存し、永続ボリュームを作成します。

# oc create -f gce-pv.yaml
persistentvolume "pv0001" created

永続ボリュームが作成されたことを確認します。

# oc get pv
NAME      LABELS    CAPACITY   ACCESSMODES   STATUS      CLAIM     REASON    AGE
pv0001    <none>    5Gi        RWO           Available                       2s

次に、ユーザーは Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) を使用してストレージを要求 し、この新規の永続ボリュームを活用できます。

重要

Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) は、ユーザーの namespace にのみ存在し、同じ namespace 内の Pod からしか参照できません。別の namespace から永続ボリュームにアクセスしようとすると、Pod にエラーが発生します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.