3.3. Blue ノードの退避および使用停止
大規模デプロイメントでは、退避の調整方法を定めるのに役立つ他のラベルを使用できます。ダウンタイムを防ぐための最も保守的な方法として、一度に 1 つのノードホストを退避する方法があります。
サービスがゾーンの非アフィニティーを使用して複数の Pod で設定されている場合、ゾーン全体を一度に退避できます。使用されるストレージボリュームが新規ゾーンで利用可能であることを確認する必要があります。クラウドプロバイダーのドキュメントでその方法を確認してください。
ノードホストの退避はノードサービスの停止時に常にトリガーされます。ノードのラベリングは非常に重要であり、ノードに誤ったラベルが付けられていたり、コマンドが汎用化されたラベルの付いたノードで実行される場合は問題が生じる可能性があります。マスターホストにも color=blue
のラベルが付けられている場合には注意が必要です。
アップグレードプロセスに進む準備ができたら、以下の手順に従います。
以下のコマンドで、Blue ノードをすべて退避して削除します。
$ oc adm manage-node --selector=color=blue --evacuate $ oc delete node --selector=color=blue
Blue ノードホストから Pod がなくなり、Blue ノードホストが OpenShift Container Platform から削除され後は、電源をオフにしても問題がありません。安全上の措置として、アップグレードに問題がないことを確認してからホストの電源をオフにしてください。
それぞれの古いホストの登録を解除します。
# subscription-manager clean
- ホストに保存されている役立つスクリプトまたは必要なファイルをバックアップします。
- アップグレードが正常に実行されたことを確認したら、それらのホストを削除します。