8.11.3. プロキシー環境でのブローカーの手動設定
クラスターのグローバルプロキシーオプションが初期インストール時またはブローカーのデプロイ前に設定されていない場合や、グローバルプロキシー設定を変更した場合、ブローカーの外部アクセスについてプロキシー経由で手動で設定する必要があります。
OAB をプロキシー環境で実行する前に HTTP プロキシーの使用 を確認し、クラスターがプロキシー環境で実行されるように適切に設定されていることを確認してください。
とくに、クラスターは内部クラスター要求をプロキシー処理しないように設定されている必要があります。通常、これは以下の
NO_PROXY
設定を使用して設定されます。.cluster.local,.svc,<serviceNetworkCIDR_value>,<master_IP>,<master_domain>,.default
その他の必要な
NO_PROXY
設定も追加する必要があります。詳細については、NO_PROXY の設定 を参照してください。注記バージョンなしまたは v1 の APB をデプロイするブローカーは、
172.30.0.1
もNO_PROXY
の一覧に追加する必要があります。v2 より前の APB は、シークレットの交換ではなく、exec
HTTP 要求を使用して実行中の APB Pod から認証情報を抽出しました。実験的なプロキシーサポートがあるブローカーを OpenShift Container Platform 3.9 より前のクラスターで実行していない限り、この点を心配する必要はおそらくありません。ブローカーの
DeploymentConfig
を cluster-admin 権限を持つユーザーとして編集します。$ oc edit dc/asb -n openshift-ansible-service-broker
以下の環境変数を設定します。
-
HTTP_PROXY
-
HTTPS_PROXY
-
NO_PROXY
注記詳細については、Pod でのプロキシー環境変数の設定 を参照してください。
-
更新内容を保存した後、変更を有効にするために OAB のデプロイメント設定を再デプロイします。
$ oc rollout latest dc/asb -n openshift-ansible-service-broker