11.4. クラスターの最大値に合わせた環境計画
ノード上で物理リソースを過剰にサブスクライブすると、Kubernetes スケジューラーが Pod の配置時に行うリソースの保証に影響が及びます。メモリースワップを防ぐ ために実行できる処置について確認してください。
テスト済みの最大値では、一方向にのみスケーリングされているので、多数のオブジェクトがクラスターで実行されている場合には、異なる可能性があります。
本書に記載されている数は、Red Hat のテスト方法、セットアップ、設定、およびチューニングに基づいています。これらの数は、独自のセットアップおよび環境に応じて異なります。
環境の計画時 に、ノード配置できる Pod 数を判断します。
Maximum Pods per Cluster / Expected Pods per Node = Total Number of Nodes
ノードで適合する Pod 数は、アプリケーション自体により異なります。アプリケーションのメモリー、CPU、ストレージ要件を検討してください。
シナリオ例
クラスターごとに 2200 の Pod のあるクラスターのスコープを設定する場合、ノードごとに最大 250 の Pod があることを前提として、最低でも 9 つのノードが必要になります。
2200 / 250 = 8.8
ノード数を 20 に増やす場合は、Pod 配分がノードごとに 110 の Pod に変わります。
2200 / 20 = 110