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2.5.4. レジストリー設定の上書き

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統合レジストリーのデフォルトの設定 (デフォルトでは実行中のレジストリーコンテナーの /config.yml にあります) は、独自の カスタム設定 で上書きできます。

注記

このファイルのアップストリームの設定オプションも環境変数を使って上書きできます。ミドルウェアのセクション は、環境変数を使って上書きできるオプションがごく少数であるため例外とします。特定の設定オプションを上書きする方法についてこちら を参照してください。

レジストリー設定ファイルの直接管理を有効にし、ConfigMap を使用して更新された設定をデプロイするには、以下を実行します。

  1. レジストリーをデプロイします
  2. 必要に応じて、レジストリー設定ファイルをローカルで編集します。以下は、レジストリーにデプロイされている初期 YAML ファイルです。サポートされているオプション を確認してください。

    レジストリー設定ファイル

    version: 0.1
    log:
      level: debug
    http:
      addr: :5000
    storage:
      cache:
        blobdescriptor: inmemory
      filesystem:
        rootdirectory: /registry
      delete:
        enabled: true
    auth:
      openshift:
        realm: openshift
    middleware:
      registry:
        - name: openshift
      repository:
        - name: openshift
          options:
            acceptschema2: true
            pullthrough: true
            enforcequota: false
            projectcachettl: 1m
            blobrepositorycachettl: 10m
      storage:
        - name: openshift
    openshift:
      version: 1.0
      metrics:
        enabled: false
        secret: <secret>

  3. 各ファイルの内容を保持する ConfigMap をこのディレクトリーに作成します。

    $ oc create configmap registry-config \
        --from-file=</path/to/custom/registry/config.yml>/
  4. registry-config ConfigMap をボリュームとしてレジストリーのデプロイメント設定に追加し、カスタム設定ファイルを /etc/docker/registry/ にマウントします。

    $ oc set volume dc/docker-registry --add --type=configmap \
        --configmap-name=registry-config -m /etc/docker/registry/
  5. 以下の環境変数をレジストリーのデプロイメント設定に追加して、直前の手順の設定パスを参照するようにレジストリーを更新します。

    $ oc set env dc/docker-registry \
        REGISTRY_CONFIGURATION_PATH=/etc/docker/registry/config.yml

上記の手順は、必要な設定を行えるように繰り返し実行される場合があります。たとえば、トラブルシューティング時に、デバッグ モードに切り換えるよう設定が一時的に更新される場合があります。

既存の設定を更新するには、以下を実行します。

警告

この手順を実行すると、現在デプロイされているレジストリー設定が上書きされます。

  1. ローカルのレジストリー設定ファイル config.yml を編集します。
  2. registry-config configmap を削除します。

    $ oc delete configmap registry-config
  3. 更新された設定ファイルを参照するよう configmap を再作成します。

    $ oc create configmap registry-config\
        --from-file=</path/to/custom/registry/config.yml>/
  4. 更新された設定を読み取るためにレジストリーを再デプロイします。

    $ oc rollout latest docker-registry
ヒント

設定ファイルをソース管理リポジトリーに保持します。

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