第1章 はじめに
1.1. 本ガイドについて
本書では、OpenShift Container Platform で有効なコンテナーのセキュリティー対策についての概要を説明します。これには、ホスト層、コンテナーとオーケストレーション層、およびビルドとアプリケーション層の各種ソリューションが含まれます。本書には、以下の情報が記載されています。
- コンテナーのセキュリティーが重要である理由、および既存のセキュリティー標準との違い。
- ホスト (RHEL) 層で提供されるコンテナーのセキュリティー対策と OpenShift Container Platform で提供されるコンテナーのセキュリティー対策。
- 脆弱性についてコンテナーのコンテンツとソースを評価する方法。
- コンテナーのコンテンツをプロアクティブに検査できるようにビルドおよびデプロイメントプロセスを設計する方法。
- 認証および承認によってコンテナーへのアクセスを制御する方法。
- OpenShift Container Platform でネットワークと割り当て済みストレージのセキュリティーを保護する方法。
- API 管理および SSO のコンテナー化ソリューション。