12.4. レジストリー API の使用によるイメージ署名へのアクセス
OpenShift Container レジストリーは、イメージ署名の書き込みおよび読み取りを実行できる extensions
エンドポイントを提供します。イメージ署名は、コンテナーイメージレジストリー API 経由で OpenShift Container Platform の KVS (key-value store) に保存されます。
このエンドポイントは実験段階にあり、アップストリームのコンテナーイメージレジストリープロジェクトではサポートされていません。コンテナーイメージレジストリー API の一般的な情報については、アップストリーム API のドキュメント を参照してください。
12.4.1. API 経由でのイメージ署名の書き込み
新規署名をイメージに追加するには、HTTP PUT
メソッドを使用して JSON ペイロードを extensions
エンドポイントに送信できます。
PUT /extensions/v2/<namespace>/<name>/signatures/<digest>
$ curl -X PUT --data @signature.json http://<user>:<token>@<registry_endpoint>:5000/extensions/v2/<namespace>/<name>/signatures/sha256:<digest>
署名コンテンツを含む JSON ペイロードの構造は以下のようになります。
{ "version": 2, "type": "atomic", "name": "sha256:4028782c08eae4a8c9a28bf661c0a8d1c2fc8e19dbaae2b018b21011197e1484@cddeb7006d914716e2728000746a0b23", "content": "<cryptographic_signature>" }
name
フィールドには、一意で <digest>@<name>
形式でなければならないイメージ署名の名前が含まれます。<digest>
はイメージ名を表し、<name>
は署名の名前になります。署名名には 32 文字の長さが必要です。<cryptographic_signature>
は、コンテナー/イメージ ライブラリーで説明されている仕様に従っている必要があります。