13.3.12. Google
Google の OpenID Connect 統合
を使用して Google をアイデンティティープロバイダーとして使用するには、identityProviders
スタンザに GoogleIdentityProvider を設定します。
注記
Google をアイデンティティープロバイダーとして使用するには、<master>/oauth/token/request
を使用してトークンを取得し、コマンドラインツールで使用する必要があります。
警告
Google をアイデンティティープロバイダーとして使用することで、Google ユーザーはサーバーに対して認証されます。以下のように hostedDomain
設定属性を使用して、特定のホストドメインのメンバーに認証を限定することができます。
例13.8 GoogleIdentityProvider
を使用したマスター設定
oauthConfig: ... identityProviders: - name: google 1 challenge: false 2 login: true 3 mappingMethod: claim 4 provider: apiVersion: v1 kind: GoogleIdentityProvider clientID: ... 5 clientSecret: ... 6 hostedDomain: "" 7
- 1
- このプロバイダー名は Google の数字のユーザー ID に接頭辞として付加され、アイデンティティー名が作成されます。これはリダイレクト URL を作成するためにも使用されます。
- 2
GoogleIdentityProvider
を使用してWWW-Authenticate
チャレンジを送信することはできません。- 3
true
の場合、Web クライアント (Web コンソールなど) からの非認証トークン要求はログインする Google へリダイレクトされます。- 4
- このプロバイダーのアイデンティティーとユーザーオブジェクト間のマッピングの確立方法を制御します (上記 を参照してください)。
- 5
- 登録済みの Google プロジェクト のクライアント ID です。プロジェクトは、
<master>/oauth2callback/<identityProviderName>
のリダイレクト URI で設定する必要があります。 - 6
- Google で発行されるクライアントシークレットです。この値は 環境変数、外部ファイル、または暗号化されたファイル でも指定できます。
- 7
- サインインアカウントを制限するオプションの ホスト型ドメイン です。空の場合は、すべての Google アカウントの認証が許可されます。