4.2. イミュータブルで認定済みのコンテナー
イミュータブルなコンテナー を管理する際に、セキュリティー更新を使用することはとくに重要になります。イミュータブルなコンテナーは、実行中には変更されることのないコンテナーです。イミュータブルなコンテナーをデプロイする場合には、実行中のコンテナーにステップインして 1 つ以上のバイナリーを置き換えることはできません。 更新されたコンテナーイメージを再度ビルドし、デプロイする必要があります。
以下は、Red Hat 認定イメージの特徴になります。
- プラットフォームの各種コンポーネントまたは層に既知の脆弱性がない。
- ベアメタルからクラウドまで、RHEL プラットフォーム全体で互換性がある。
- Red Hat によってサポートされます。
既知の脆弱性の一覧は常に更新されるので、デプロイ済みのコンテナーイメージのコンテンツのほか、新規にダウンロードしたイメージを継続的に追跡する必要があります。Red Hat セキュリティーアドバイザリー (RHSA) を利用して、Red Hat 認定コンテナーイメージで新たに発見される問題についての警告を受け、更新されたイメージを確認することができます。
参考文献
OpenShift Container Platform のイミュータブルなコンテナーに関する詳細情報:
- OpenShift Container Platform Architecture:Image Streams
- OpenShift Container Platform 開発者ガイド: イメージストリームでのイメージの参照