1.3. CRI-O の設定
CRI-O は、OpenShift Container Platform によってデプロイ、アップグレード、および管理されることを目的としているため、CRI-O 設定ファイルは、OpenShift Container Platform を介してのみ、または CRI-O のテストまたはトラブルシューティングの目的でのみ変更する必要があります。実行中の OpenShift Container Platform ノードでは、ほとんどの CRI-O 設定は /etc/crio/crio.conf
ファイルに保持されます。
crio.conf
ファイルの設定は、ストレージ、リスニングソケット、ランタイム機能、およびネットワークが CRI-O に設定される方法を定義します。以下は、デフォルトの crio.conf
ファイルの例です (これらの設定を説明するコメントを確認するには、ファイル自体を調べてください)。
以下のセクションでは、さまざまな CRI-O 設定が crio.conf
ファイルで使用される可能性のある方法について説明しています。
1.3.1. CRI-O ストレージの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OverlayFS2 は、コンテナーエンジンとして CRI-O または Docker を使用しているかどうかに関係なく、OpenShift Container Platform で推奨される (およびデフォルトの) ストレージドライバーになります。利用可能なストレージデバイスの詳細は、Choosing a graph driver を参照してください。
CRI-O ストレージについて知っておく必要のある点には、CRI-O ストレージに関する以下のファクトが含まれます。
- 付随するレイヤーと共に各コンテナーの root ファイルシステムを格納することにより、イメージを保持します。
- Docker サービスで使用されるものと同じストレージレイヤーが組み込まれています。
-
container-storage-setup
を使用して、コンテナーストレージエリアを管理します。 -
/etc/containers/storage.conf
および/etc/crio/crio.conf
ファイルの設定情報を使用します。 -
デフォルトでデータを
/var/lib/containers
に保存します。そのディレクトリーは、CRI-O とコンテナーを実行するためのツール (podman
など) の両方で使用されます。
同じストレージディレクトリーを使用しますが、コンテナーエンジンとコンテナーツールは、コンテナーを個別に管理します。
- Docker バージョン 1 およびバージョン 2 スキーマの両方を格納できます。
container-storage-setup
を使用して CRI-O のストレージを設定する方法の詳細については、Using container-storage-setup を参照してください。