28.2.3. Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の作成
Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) では、必要なアクセスモードとストレージ容量を指定します。現時点では、これら 2 つの属性のみに基づいて PVC が 1 つの PV にバインドされます。PV が PVC にバインドされると、その PV は基本的に当該 PVC のプロジェクトに結び付けられ、別の PVC にバインドすることはできません。PV と PVC には 1 対 1 のマッピングが存在します。ただし、同じプロジェクト内の複数の Pod が同じ PVC を使用することは可能です。以下の例ではそのユースケースを取り上げています。
例28.2 PVC オブジェクト定義
PVC の定義を nfs-pvc.yaml などのファイルに保存し、以下のように PVC を作成します。
# oc create -f nfs-pvc.yaml persistentvolumeclaim "nfs-pvc" created
PVC が作成されていて、予想される PV にバインドされていることを確認します。
# oc get pvc
NAME LABELS STATUS VOLUME CAPACITY ACCESSMODES AGE
nfs-pvc <none> Bound nfs-pv 1Gi RWX 24s
1
- 1
- 要求の nfs-pvc が nfs-pv PV にバインドされています。