15.4. サービスの外部 IP を使用したトラフィックのクラスターへの送信
15.4.1. 概要
サービスを公開する 1 つの方法として、外部 IP アドレスをクラスター外からアクセス可能にするサービスに直接割り当てることができます。
パブリック IP アドレス範囲の定義 で説明されているように、使用する IP アドレスの範囲を作成していることを確認します。
サービスに外部 IP を設定することにより、OpenShift Container Platform は、その IP アドレスをターゲットとするクラスターノードに到達するトラフィックが内部 Pod のいずれかに送信されることを許可する IP テーブルルールをセットアップします。これは内部サービス IP アドレスと似ていますが、外部 IP は OpenShift Container Platform に対し、このサービスが所定の IP で外部に公開される必要があることを示します。管理者は、この IP アドレスをクラスター内のノードのいずれかのホスト (ノード) インターフェイスに割り当てる必要があります。または、このアドレスは 仮想 IP (VIP) として使用することができます。
OpenShift Container Platform ではこれらの IP を管理しないため、管理者はトラフィックがこの IP を持つノードに到達することを確認する必要があります。
以下は非 HA ソリューションであり、IP フェイルオーバー を設定しません。IP フェイルオーバーはサービスの高可用性を確保するために必要です。
このプロセスには以下を実行することが関係します。