5.7.18. Kubernetes Ingress オブジェクトのサポート


Kubernetes Ingress オブジェクトは受信接続が内部サービスに到達する方法を判別する設定オブジェクトです。OpenShift Container Platform では Ingress コントローラー設定ファイルを使用したこれらのオブジェクトのサポートがあります。

コントローラーは、Ingress オブジェクトを監視して、1 つまたは複数のルートを作成し、Ingress オブジェクトの条件を満たします。コントローラーは、Ingress オブジェクトと、生成されたルートオブジェクトが常に同期されるようにします。たとえば、Ingress オブジェクトに関連付けられたシークレットで生成されたルートパーミッションを付与するなどです。

たとえば、以下のように設定された Ingress オブジェクトの場合:

kind: Ingress
apiVersion: extensions/v1beta1
metadata:
  name: test
spec:
  rules:
  - host: test.com
    http:
     paths:
     - path: /test
       backend:
        serviceName: test-1
        servicePort: 80

以下のルートオブジェクトが生成されます。

kind: Route
apiVersion: route.openshift.io/v1
metadata:
  name: test-a34th 1
  ownerReferences:
  - apiVersion: extensions/v1beta1
    kind: Ingress
    name: test
    controller: true
spec:
  host: test.com
  path: /test
  to:
    name: test-1
  port:
     targetPort: 80
1
名前は、Ingress 名を接頭辞として使用して、ルートオブジェクトにより生成されます。
注記

ルートを作成するには、Ingress オブジェクトにホスト、サービス、パスが含まれる必要があります。

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