8.3.7. 外部アーティファクトの使用
ソースリポジトリーにバイナリーファイルを保存することは推奨していません。そのため、ビルドプロセス中に追加のファイル (Java .jar の依存関係など) をプルするビルドを定義する必要がある場合があります。この方法は、使用するビルドストラテジーにより異なります。
Source
ビルドストラテジーの場合は、assemble スクリプトに適切なシェルコマンドを設定する必要があります。
.s2i/bin/assemble ファイル
#!/bin/sh APP_VERSION=1.0 wget http://repository.example.com/app/app-$APP_VERSION.jar -O app.jar
.s2i/bin/run ファイル
#!/bin/sh exec java -jar app.jar
Source ビルドが使用する assemble および run スクリプトを制御する方法に関する情報は、ビルダーイメージスクリプトの上書き を参照してください。
Docker
ビルドストラテジーの場合は、Dockerfile を変更して、RUN
命令 を指定してシェルコマンドを呼び出す必要があります。
Dockerfile の抜粋
FROM jboss/base-jdk:8 ENV APP_VERSION 1.0 RUN wget http://repository.example.com/app/app-$APP_VERSION.jar -O app.jar EXPOSE 8080 CMD [ "java", "-jar", "app.jar" ]
I 実際には、ファイルの場所の環境変数を使用し、Dockerfile または assemble スクリプトを更新するのではなく、BuildConfig
で定義した環境変数で、ダウンロードする特定のファイルをカスタマイズすることができます。
環境変数の定義には複数の方法があり、いずれかの方法を選択できます。
- .s2i/environment ファイル の使用 (ソースビルドストラテジーのみ)
-
BuildConfig
での設定 -
oc start-build --env
を使用した明示的な指定 (手動でトリガーされるビルドのみが対象)