検索

8.10.2. NetworkPolicy およびルーター

download PDF

ovs-multitenant プラグインを使用する場合、ルーターからすべての namespace へのトラフィックは自動的に許可されます。これは、ルーターは通常 デフォルトの namespace にあり、すべての namespace がその namespace の Pod からの接続を許可するためです。ただし ovs-networkpolicy プラグインを使用すると、これは自動的に実行されません。そのため、デフォルトで namespace を分離するポリシーがある場合は、ルーターがこれにアクセスできるように追加の手順を実行する必要があります。

1 つのオプションとして、すべてのソースからのアクセスを許可する各サービスのポリシーを作成できます。以下は例になります。

kind: NetworkPolicy
apiVersion: networking.k8s.io/v1
metadata:
  name: allow-to-database-service
spec:
  podSelector:
    matchLabels:
      role: database
  ingress:
  - ports:
    - protocol: TCP
      port: 5432

これにより、ルーターはサービスにアクセスできますが、同時に他のユーザーの namespace にある Pod もこれにアクセスできます。これらの Pod は通常はパブリックルーターを使用してサービスにアクセスできるため、これによって問題が発生することはないはずです。

または、ovs-multitenant プラグインの場合のように、デフォルト namespace からの完全アクセスを許可するポリシーを作成することもできます。

  1. ラベルをデフォルト namespace に追加します。

    重要

    直前の手順でデフォルトプロジェクトに default ラベルを付けた場合、この手順を省略します。クラスター管理者ロールは、ラベルを namespace に追加する必要があります。

    $ oc label namespace default name=default
  2. その namespace からの接続を許可するポリシーを作成します。

    注記

    接続を許可するそれぞれの namespace についてこの手順を実行します。プロジェクト管理者ロールを持つユーザーがポリシーを作成できます。

    kind: NetworkPolicy
    apiVersion: networking.k8s.io/v1
    metadata:
      name: allow-from-default-namespace
    spec:
      podSelector:
      ingress:
      - from:
        - namespaceSelector:
            matchLabels:
              name: default
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.