24.2. Daemonset の作成


daemonset の作成時に、nodeSelector フィールドは daemonset がレプリカをデプロイする必要のあるノードを指定するために使用されます。

  1. daemonset yaml ファイルを定義します。

    apiVersion: extensions/v1beta1
    kind: DaemonSet
    metadata:
      name: hello-daemonset
    spec:
      selector:
          matchLabels:
            name: hello-daemonset 1
      template:
        metadata:
          labels:
            name: hello-daemonset 2
        spec:
          nodeSelector: 3
            type: infra
          containers:
          - image: openshift/hello-openshift
            imagePullPolicy: Always
            name: registry
            ports:
            - containerPort: 80
              protocol: TCP
            resources: {}
            terminationMessagePath: /dev/termination-log
          serviceAccount: default
          terminationGracePeriodSeconds: 10
    1
    daemonset に属する Pod を判別するラベルセレクターです。
    2
    Pod テンプレートのラベルセレクターです。上記のラベルセレクターに一致している必要があります。
    3
    Pod レプリカがデプロイされる必要のあるノードを判別するノードセレクターです。
  2. daemonset オブジェクトを作成します。

    oc create -f daemonset.yaml
  3. Pod が作成されていることを確認し、各 Pod に Pod レプリカがあることを確認するには、以下を実行します。

    1. daemonset Pod を検索します。

      $ oc get pods
      hello-daemonset-cx6md   1/1       Running   0          2m
      hello-daemonset-e3md9   1/1       Running   0          2m
    2. Pod がノードに配置されていることを確認するために Pod を表示します。

      $ oc describe pod/hello-daemonset-cx6md|grep Node
      Node:        openshift-node01.hostname.com/10.14.20.134
      $ oc describe pod/hello-daemonset-e3md9|grep Node
      Node:        openshift-node02.hostname.com/10.14.20.137
重要
  • DaemonSet の Pod テンプレートを更新しても、既存の Pod レプリカには影響はありません。
  • DaemonSet を削除してから、異なるテンプレートと同じラベルセレクターを使用して新規の DaemonSet を作成する場合に、既存の Pod レプリカを、ラベルが一致していると認識するため、既存の Pod レプリカは更新されず、Pod テンプレートで一致しない場合でも新しいレプリカが作成されます。
  • ノードのラベルを変更する場合には、DaemonSet は新しいラベルと一致するノードに Pod を追加し、新しいラベルと一致しないノードから Pod を削除します。

DaemonSet を更新するには、以前のレプリカまたはノードを削除して新規の pod レプリカを強制的に作成します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.