27.8.2. プロビジョニング


OpenShift Container Platform でストレージをボリュームとしてマウントする前に、基礎となるインフラストラクチャーにストレージが存在することを確認します。iSCSI に必要になるのは、iSCSI ターゲットポータル、有効な iSCSI 修飾名 (IQN)、有効な LUN 番号、ファイルシステムタイプ、および PersistentVolume API のみです。

オプションで、マルチパススポータルと CHAP (チャレンジハンドシェイク認証プロトコル) 設定を指定できます。

例27.7 永続ボリュームオブジェクトの定義

apiVersion: v1
kind: PersistentVolume
metadata:
  name: iscsi-pv
spec:
  capacity:
    storage: 1Gi
  accessModes:
    - ReadWriteOnce
  iscsi:
     targetPortal: 10.16.154.81:3260
     portals: ['10.16.154.82:3260', '10.16.154.83:3260']
     iqn: iqn.2014-12.example.server:storage.target00
     lun: 0
     fsType: 'ext4'
     readOnly: false
     chapAuthDiscovery: true
     chapAuthSession: true
     secretRef:
       name: chap-secret

27.8.2.1. ディスククォータの実施

LUN パーティションを使用してディスククォータとサイズ制限を実施します。それぞれの LUN には 1 つの永続ボリュームです。Kubernetes では、永続ボリュームに一意の名前を使用する必要があります。

上記の方法でクォータを実施すると、エンドユーザーは永続ストレージを具体的な量 (10Gi など) で要求することができ、これを同等またはそれ以上の容量の対応するボリュームに一致させることができます。

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