第3章 環境ヘルスチェック
このトピックでは、OpenShift Container Platform クラスターおよび各種コンポーネントの全体的な健全性を確認する手順について、また予想される動作について説明します。
各種コンポーネントの検証プロセスについて把握することは、問題のトラブルシューティングにおける最初のステップになります。問題が発生している場合には、このセクションで提供されるチェックを使用して問題を診断できます。
3.1. 全体的な環境ヘルスチェック
OpenShift Container Platform クラスターの全体的な機能を確認するために、アプリケーションのサンプルをビルドし、デプロイします。
手順
validate
という名前の新規プロジェクト、およびcakephp-mysql-example
テンプレートからアプリケーションのサンプルを作成します。$ oc new-project validate $ oc new-app cakephp-mysql-example
ログを確認してからビルドに進みます。
$ oc logs -f bc/cakephp-mysql-example
ビルドが完了すると、データベースとアプリケーションの 2 つの Pod が実行されるはずです。
$ oc get pods NAME READY STATUS RESTARTS AGE cakephp-mysql-example-1-build 0/1 Completed 0 1m cakephp-mysql-example-2-247xm 1/1 Running 0 39s mysql-1-hbk46 1/1 Running 0 1m
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アプリケーション URL にアクセスします。Cake PHP フレームワークの welcome ページが表示されるはずです。URL では
cakephp-mysql-example-validate.<app_domain>
という形式を使用しています。 機能の確認後は、
validate
プロジェクトを削除できます。$ oc delete project validate
プロジェクト内のすべてのリソースも削除されます。