2.11.2. ノードあたりの最大 Pod 数の設定
OpenShift Container Platform の各バージョンでサポートされている最大制限については、Cluster maximums ページを参照してください。
/etc/origin/node/node-config.yaml ファイルでは、1 つのパラメーターでノードにスケジュールできる Pod の最大数 max-pods
を制御します。max-pods
オプションを使用すると、ノード上の Pod の数が制限されます。この値を超えると、次の結果になる可能性があります。
- OpenShift Container Platform と Docker の両方で CPU 使用率が増加する。
- Pod のスケジューリングの速度が遅くなる。
- メモリー不足のシナリオが生じる可能性がある (ノードのメモリー量によって異なる)。
- IP アドレスのプールを消費する。
- リソースのオーバーコミット、およびこれによるアプリケーションのパフォーマンスの低下。
Kubernetes では、単一コンテナーを保持する Pod は実際には 2 つのコンテナーを使用します。2 つ目のコンテナーは実際のコンテナーの起動前にネットワークを設定するために使用されます。そのため、10 の Pod を使用するシステムでは、実際には 20 のコンテナーが実行されていることになります。
max-pods
は、ノードのプロパティーにかかわらず、ノードが実行できる Pod 数を固定値に設定します。クラスターの制限 では、max-pods
のサポートされる最大値について説明しています。
kubeletArguments: max-pods: - "250"
上記の例を使用すると、max-pods
のデフォルト値は 250
です。