3.9.4. イメージ署名サポートの有効化
OpenShift Container Platform は、イメージが信頼済みのソースのものかを暗号で確認することができます。Container Security Guide には、イメージ署名の仕組みの概要が記載されています。
atomic
コマンドラインインターフェイス (CLI) (バージョン 1.12.5 以降) を使用してイメージ署名の検証を設定できます。atomic
CLI は RHEL Atomic Host システムにプリインストールされています。
atomic
CLI の詳細は、Atomic CLI についてのドキュメント を参照してください。
以下のファイルとディレクトリーは、ホストの信頼設定を設定しています。
- /etc/containers/registries.d/*
- /etc/containers/policy.json
信頼設定は、各ノードで直接管理するか、または個別のホストでファイルを管理でき、Ansible などを使用してそれらのファイルを適切なノードに配布できます。Ansible を使用したファイル配布の自動化の例については、Container Image Signing Integration Guide を参照してください。
ホストシステムにインストールされていない場合は、atomic パッケージをインストールします。
yum install atomic
$ yum install atomic
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 現在の信頼設定を表示します。
atomic trust show
$ atomic trust show * (default) accept
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow デフォルト設定はすべてのレジストリーをホワイトリストに入れます。 つまり、署名の検証は設定されません。
信頼設定をカスタマイズします。以下の例では、1 つのレジストリーまたは namespace をホワイトリストに入れ、信頼されていないレジストリーをブラックリストに入れ (拒否) ます。 これには、ベンダーレジストリーでの署名の検証が必要になります。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow グローバル
reject
デフォルト信頼を追加してノードをさらに強化できます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
オプションで、詳細のオプションについて
atomic
man ページman atomic-trust
を確認します。