16.2. 利用可能な SDN プロバイダー
アップストリームの Kubernetes プロジェクトはデフォルトのネットワークソリューションを備えていません。その代わりに、Kubernetes では Container Network Interface (CNI) を開発し、ネットワークプロバイダーが独自の SDN ソリューションを統合することを可能にしています。
Red Hat は、サードパーティーのプラグインのほかにも追加設定なしで使用できるいくつかの OpenShift SDN プラグインを提供しています。
Red Hat は数多くの SDN プロバイダーと協力し、Kubernetes CNI インターフェイスを使用した OpenShift Container Platform 上での SDN ネットワークソリューション (これには、製品のエンタイトルメントプロセスでの SDN プラグインのサポートプロセスが含まれます) の認定を行っています。Red Hat は、ユーザーが OpenShift でサポートケースを作成される場合、両社が共にユーザーのニーズに対応できるよう交換プロセスを促進し、これを容易にできます。
以下は、サードパーティーのベンダーが OpenShift Container Platform で直接検証を行い、サポートしている SDN ソリューションです。
- Cisco ACI (™)
- Juniper Contrail (™)
- Nokia Nuage (™)
- Tigera Calico (™)
- VMware NSX-T (™)
VMware NSX-T (™) の OpenShift Container Platform へのインストール
VMware NSX-T (™) は、クラウドネイティブなアプリケーション環境を構築するための SDN およびセキュリティー基盤を提供しています。これらの環境には、vSphere Hypervisors (ESX) のほかに KVM とネイティブなパブリッククラウドが含まれます。
現在の統合には、NSX-T と OpenShift Container Platform の両方の新規インストールが必要です。現時点で、NSX-T バージョン 2.4 がサポートされ、これは ESX と KVM のハイパーバイザーの使用のみに対応しています。
詳細は NSX-T Container Plug-in for OpenShift - Installation and Administration Guide を参照してください。