27.17.3.11. Azure Disk オブジェクト定義
azure-advanced-disk-storageclass.yaml
kind: StorageClass apiVersion: storage.k8s.io/v1 metadata: name: slow provisioner: kubernetes.io/azure-disk parameters: storageAccount: azure_storage_account_name 1 storageaccounttype: Standard_LRS 2 kind: Dedicated 3
- 1
- Azure ストレージアカウントの名前。これはクラスターと同じリソースグループに存在している必要があります。ストレージアカウントを指定した場合、
location
は無視されます。ストレージアカウントを指定しない場合、新しいストレージアカウントがクラスターと同じリソースグループに作成されます。storageAccount
を指定する場合は、kind
の値はDedicated
でなければなりません。 - 2
- Azure ストレージアカウントの SKU の層。デフォルトは空です。注: プレミアム VM は Standard_LRS ディスクと Premium_LRS ディスクの両方を割り当て、標準 VM は Standard_LRS ディスクのみを、マネージド VM はマネージドディスクのみを、アンマネージド VM はアンマネージドディスクのみを割り当てることができます。
- 3
- 許容値は、
Shared
(デフォルト)、Dedicated
およびManaged
です。-
kind
がShared
に設定されている場合は、Azure は、クラスターと同じリソースグループにあるいくつかの共有ストレージアカウントで、アンマネージドディスクをすべて作成します。 -
kind
がManaged
に設定されている場合は、Azure は新しいマネージドディスクを作成します。 kind
がDedicated
に設定されており、storageAccount
が指定されている場合には、Azure は、クラスターと同じリソースグループ内にある新規のアンマネージドディスク用に、指定のストレージアカウントを使用します。これを機能させるには、以下が前提となります。- 指定のストレージアカウントが、同じリージョン内にあること。
- Azure Cloud Provider にストレージアカウントへの書き込み権限があること。
-
kind
がDedicated
に設定されており、storageAccount
が指定されていない場合には、Azure はクラスターと同じリソースグループ内の新規のアンマネージドディスク用に、新しい専用のストレージアカウントを作成します。
-
重要
Azure StorageClass は OpenShift Container Platform バージョン 3.7 で改訂されています。以前のバージョンからアップグレードした場合には、以下のいずれかを実行します。
-
kind: dedicated
のプロパティーを指定して、アップグレード前に作成した Azure StorageClass を使用し続ける。または -
azure.conf ファイルにロケーションのパラメーター (例:
"location": "southcentralus",
) を追加して、デフォルトのプロパティーkind: shared
を使用します。こうすることで、新しいストレージアカウントを作成し、今後使用できるようになります。