7.7. ノード設定ファイル
インストール時に、OpenShift Container Platform はそれぞれのノードグループに対して openshift-node プロジェクトに configmap を作成します。
- node-config-master
- node-config-infra
- node-config-compute
- node-config-all-in-one
- node-config-master-infra
既存のノードに設定の変更を加えるには、該当する設定マップを編集します。各ノードの sync pod は設定マップで変更の有無を監視します。インストール時に、同期 Pod は sync Daemonsets を使用して作成され、ノード設定パラメーターが存在する /etc/origin/node/node-config.yaml ファイルが各ノードに追加されます。同期 Pod が設定マップの変更を検出すると、そのノードグループ内のすべてのノードで node-config.yaml を更新し、適切なノードで atomic-openshift-node.service を再起動します。
oc get cm -n openshift-node
$ oc get cm -n openshift-node
出力例
node-config-compute グループの設定マップの例
- 1
- 認証および承認設定のオプション
- 2
- Pod の /etc/resolv.conf に追加 IP アドレスです。
- 3
- Kubelet のコマンドライン引数 に一致する Kubelet に直接渡されるキー/値のペアです。
- 4
- Pod マニフェストまたはディレクトリーへのパスです。ディレクトリーには、1 つ以上のマニフェストファイルが含まれている必要があります。OpenShift Container Platform はマニフェストファイルを使用してノードに Pod を作成します。
- 5
- ノード上の Pod ネットワーク設定です。
- 6
- SDN (Software defined network) プラグインです。ovs-subnet プラグインは
redhat/openshift-ovs-subnet
、ovs-multitenant プラグインはredhat/openshift-ovs-multitenant
、または ovs-networkpolicy プラグインはredhat/openshift-ovs-networkpolicy
にそれぞれ設定します。 - 7
- ノードの証明書情報です。
- 8
- オプション: PEM でエンコードされた証明書バンドルです。これが設定されている場合、要求ヘッダーのユーザー名をチェックする前に、有効なクライアント証明書が提示され、指定ファイルで認証局に対して検証される必要があります。
/etc/origin/node/node-config.yaml ファイルは手動で変更できません。
ノード設定ファイルはノードのリソースを決定します。詳細は、クラスター管理ガイドのノードリソースの割り当て セクションを参照してください。
7.7.1. Pod とノードの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
パラメーター名 | 説明 |
---|---|
| OpenShift Container Platform ノードを起動する完全に指定された設定です。 |
| クラスターの特定ノードを識別するために使用される値です。可能な場合、この値はユーザーの完全修飾ホスト名にできます。ユーザーが静的ノードのセットをマスターに記述している場合、この値は一覧にある値のいずれかに一致している必要があります。 |