3.2. コンテナーのコンテンツのスキャン
コンテナースキャンツールは、継続的に更新される脆弱性のデータベースを利用して、コンテナーのコンテンツの既知の脆弱性についての最新情報を常に利用可能にします。既知の脆弱性についての一覧は絶えず変更されるため、コンテナーイメージの初回ダウンロード時にそれらのコンテンツについて確認し、承認済みおよびデプロイ済みのすべてのイメージの脆弱性について継続的に追跡する必要があります。
RHEL はプラグ可能な API を提供し、複数のスキャナーをサポートします。Red Hat CloudForms を OpenSCAP と共に使用して、コンテナーイメージをスキャンしてセキュリティー問題の有無を確認することもできます。RHEL での OpenSCAP についての一般的な情報は、コンプライアンスおよび OpenSCAP を使った脆弱性のスキャン を参照してください。 また、OpenSCAP 統合の詳細については、Red Hat CloudForms Policies and Profiles Guide を参照してください。
OpenShift Container Platform では、このようなスキャナーを CI/CD プロセスで利用することができます。たとえば、ソースコードのセキュリティー上の欠陥をテストする静的コード解析ツールや、既知の脆弱性などのメタデータを提供する必要のあるオープンソースライブラリーを特定するソフトウェアコンポジション解析ツールを統合することができます。詳細は、ビルドプロセス で説明されています。