第16章 スケジューリング
16.1. 概要
16.1.1. 概要
Pod のスケジューリングは、クラスター内のノードへの新規 Pod の配置を決定する内部プロセスです。
スケジューラーコードは、新規 Pod の作成時にそれらを確認し、それらをホストするのに最も適したノードを識別します。次に、マスター API を使用して Pod のバインディング (Pod とノードのバインディング) を作成します。
16.1.2. デフォルトスケジューリング
OpenShift Container Platform には、ほとんどのユーザーのニーズに対応するデフォルトスケジューラーが同梱されます。デフォルトスケジューラーは、Pod に最適なノードを判別するための固有のツールおよびカスタマイズ可能なツールの両方を使用します。
デフォルトスケジューラーが Pod の配置と利用できるカスタマイズ可能なパラメーターを判別する方法についての詳細は、デフォルトスケジューリング を参照してください。
16.1.3. 詳細スケジューリング
新規 Pod の配置場所に対する制御を強化する必要がある場合、OpenShift Container Platform の詳細スケジューリング機能を使用すると、Pod が特定ノード上か、または特定の Pod と共に実行されることを要求する (または実行されることが優先される) よう Pod を設定することができます。また詳細設定により、Pod をノードに配置することや他の Pod と共に実行することを防ぐこともできます。
詳細スケジューリングについての詳細は、詳細スケジューリング を参照してください。
16.1.4. カスタムスケジューリング
OpenShift Container Platform では、Pod 仕様を編集してユーザー独自のスケジューラーまたはサードパーティーのスケジューラーを使用することもできます。
詳細は、カスタムスケジューラー を参照してください。