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第21章 ConfigMap

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21.1. 概要

数多くのアプリケーションには、設定ファイル、コマンドライン引数、および環境変数の組み合わせを使用した設定が必要です。これらの設定アーティファクトは、コンテナー化されたアプリケーションを移植可能な状態に保つためにイメージコンテンツから切り離す必要があります。

ConfigMap オブジェクトは、コンテナーを OpenShift Container Platform に依存しない状態にする一方でコンテナーに設定データを挿入するメカニズムを提供します。ConfigMap は、個々のプロパティーなどの粒度の細かい情報や設定ファイル全体または JSON Blob などの粒度の荒い情報を保存するために使用できます。

ConfigMap API オブジェクトは、 Pod で使用したり、コントローラーなどのシステムコントローラーの設定データを保存するために使用できる設定データのキーと値のペアを保持します。ConfigMapシークレット に似ていますが、機密情報を含まない文字列の使用をより効果的にサポートするように設計されています。

以下は例になります。

ConfigMap オブジェクト定義

kind: ConfigMap
apiVersion: v1
metadata:
  creationTimestamp: 2016-02-18T19:14:38Z
  name: example-config
  namespace: default
data: 1
  example.property.1: hello
  example.property.2: world
  example.property.file: |-
    property.1=value-1
    property.2=value-2
    property.3=value-3
binaryData:
  bar: L3Jvb3QvMTAw 2

1
設定データが含まれます。
2
バイナリー Java キーストアファイルなどの UTF8 以外のデータを含むファイルを参照します。Base 64 にファイルパスを入力します。
注記

ファイルから configmap を作成する際にbinaryData フィールドを使用できます。

設定データはさまざまな方法で Pod 内で使用できます。ConfigMap は以下を実行するために使用できます。

  1. 環境変数の値の設定
  2. コンテナーのコマンドライン引数の設定
  3. ボリュームの設定ファイルの設定

ユーザーとシステムコンポーネントの両方が設定データを ConfigMap に保存できます。

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