2.3.4. アップグレード用の Ansible Hook


OpenShift Container Platform のアップグレード時の特定の操作の実行中に、フック というシステムでカスタムタスクを実行できます。フックを使うと、クラスター管理者はアップグレードの特定分野の前後に実行するタスクを定義するファイルを指定できます。また、フックを使用して OpenShift Container Platform のアップグレード時にカスタムインフラストラクチャーを検証し、変更することができます。

フックが失敗すると操作も失敗します。 フックはべき等性があるか、または複数回実行でき、同じ結果を出せるように設計します。

2.3.4.1. 制限

  • フックには定義され、バージョン付けされたインターフェイスがありません。フックは内部の openshift-ansible 変数を使用できますが、それらの変数が今後のリリースでもそのまま残される保証はありません。また、フックは今後バージョン付けされる可能性があり、フックが最新の openshift-ansible と連動するように更新する必要があることを示す警告が事前に出されます。
  • フックにはエラー処理機能がなく、フックにエラーが生じるとアップグレードプロセスは中止します。エラーが出た場合は、問題に対応してからアップグレードを再び開始する必要があります。
  • ノードのアップグレードフックはマスターではなく、ノードのみに実行できます。マスターでフックを実行するには、それらのノードにマスターフックを指定する必要があります。
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