35.3. 環境変数の設定
Pod テンプレートに環境変数を設定するには、以下を実行します。
$ oc set env <object-selection> KEY_1=VAL_1 ... KEY_N=VAL_N [<set-env-options>] [<common-options>]
環境オプションを設定します。
オプション | 説明 |
---|---|
| 環境変数のキーと値のペアを設定します。 |
| 既存の環境変数の更新を確定します。 |
以下の例では、両方のコマンドがデプロイメント設定 registry
で環境変数 STORAGE
を変更します。最初に値 /data
を追加します。2 番目の更新 (値 /opt
)。
$ oc set env dc/registry STORAGE=/data $ oc set env dc/registry --overwrite STORAGE=/opt
以下の例では、現在のシェルで RAILS_
で始まる名前を持つ環境変数を検索し、それらをサーバーのレプリケーションコントローラー r1
に追加します。
$ env | grep ^RAILS_ | oc set env rc/r1 -e -
以下の例では、rc.json
で定義されたレプリケーションコントローラーを変更しません。代わりに、更新された環境 STORAGE=/local
を含む YAML オブジェクトを新規ファイル rc.yaml
に書き込みます。
$ oc set env -f rc.json STORAGE=/opt -o yaml > rc.yaml
35.3.1. 自動的に追加された環境変数
変数名 |
---|
|
|
使用例
TCP ポート 53 を公開し、クラスター IP アドレス 10.0.0.11 が割り当てられたサービス KUBERNETES は以下の環境変数を生成します。
KUBERNETES_SERVICE_PORT=53 MYSQL_DATABASE=root KUBERNETES_PORT_53_TCP=tcp://10.0.0.11:53 KUBERNETES_SERVICE_HOST=10.0.0.11
oc rsh
コマンド を使用してコンテナーに対して SSH を実行し、oc set env
を実行して利用可能なすべての変数を一覧表示します。