11.3. ImagePolicy 受付プラグインの設定
クラスターで実行できるイメージを設定するには、ImagePolicy 受付プラグインを master-config.yaml
ファイルで設定します。1 つまたは複数のルールを必要に応じて設定できます。
特定のアノテーションを持つイメージの拒否:
このルールを使用して、特定のアノテーションが設定されたすべてのイメージを拒否します。以下は、
images.openshift.io/deny-execution
アノテーションを使用してすべてのイメージを拒否します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 特定のイメージが有害であるとみなされる場合、管理者はそれらのイメージにフラグを付けるためにこのアノテーションを設定できます。
ユーザーの Docker Hub からのイメージの実行を許可:
このルールを使用して、ユーザーが Docker Hub からのイメージを使用できるようにします。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
以下は、複数の ImagePolicy 受付プラグインルールを master-config.yaml
ファイルに設定する設定例です。
アノテーション付きのサンプルファイル
- 1
- イミュータブルなイメージダイジェストを使用してイメージを解決し、Pod でイメージのプル仕様を更新します。
- 2
- 着信リソースに対して評価するルールの配列です。
reject: true
ルールのみがある場合、デフォルトは allow all になります。reject: false
である accept ルールがルールのいずれかに含まれる場合、ImagePolicy のデフォルト動作は deny all に切り替わります。 - 3
- ルールを実施するリソースを示します。何も指定されていない場合、デフォルトは pods になります。
- 4
- このルールが一致する場合、Pod は拒否されることを示します。
- 5
- イメージオブジェクトのメタデータで一致するアノテーションの一覧。
- 6
- イメージを解決できない場合に Pod は失敗しません。
- 7
- Kubernetes リソースでのイメージストリームの使用を許可するルールの配列。デフォルト設定は、pods、replicationcontrollers、replicasets、statefulsets、daemonsets、deployments および jobs がイメージフィールドで同じプロジェクトイメージストリームのタグ参照を使用することを許可します。
- 8
- このルールが適用されるグループおよびリソースを特定します。リソースが
*
の場合、このルールはそのグループのすべてのリソースに適用されます。 - 9
LocalNames
は、単一のセグメント名 (例:ruby:2.5
) が、リソースまたはターゲットイメージストリームでlocal name resolution
が有効にされている場合にのみ namespace のローカルイメージストリームタグとして解釈されるようにします。
デフォルトのレジストリー接頭辞 (docker.io または registry.redhat.io など) を使用してプルされるインフラストラクチャーイメージを通常使用する場合、レジストリー接頭辞がないイメージは matchRegistries
値には一致しません。インフラストラクチャーイメージにイメージポリシーに一致するレジストリー接頭辞を持たせるには、master-config.yaml
ファイルに imageConfig.format 値を設定します。