16.2.6.2. 設定可能な優先度


これらの優先度は、デフォルトでスケジューラー設定 /etc/origin/master/scheduler.json で設定し、これらの優先度に影響を与えるラベルを追加できます。

優先度関数のタイプは、それらが取る引数によって識別されます。これらは設定可能なため、ユーザー定義の名前が異なる場合に、同じタイプの (ただし設定パラメーターは異なる) 設定可能な複数の優先度を組み合わせることができます。

これらの優先度の使用方法についての情報は、スケジューラーポリシーの変更 を参照してください。

ServiceAntiAffinity はラベルを取り、ラベルの値に基づいてノードのグループ全体に同じサービスに属する Pod を適正に分散します。これは、指定されたラベルの同じ値を持つすべてのノードに同じスコアを付与します。また Pod が最も集中していないグループ内のノードにより高いスコアを付与します。

"priorities":[
    {
        "name":"<name>", 1
        "weight" : 1 2
        "argument":{
            "serviceAntiAffinity":{
                "label":[
                    "<label>" 3
                ]
            }
        }
    }
]
1
優先度の名前を指定します。
2
重みを指定します。ゼロ以外の正の値を指定します。
3
一致するラベルを指定します。

以下に例を示します。

        "name":"RackSpread", 1
        "weight" : 1 2
        "argument":{
            "serviceAntiAffinity":{
                "label": "rack" 3
            }
        }
1
優先度の名前を指定します。
2
重みを指定します。ゼロ以外の正の値を指定します。
3
一致するラベルを指定します。
注記

カスタムラベルに基づいて ServiceAntiAffinity を使用しても Pod を予想通りに展開できない場合があります。Red Hat ソリューション を参照してください。

*labelPreference パラメーターは指定されたラベルに基づいて優先順位を指定します。ラベルがノードにある場合、そのノードに優先度が指定されます。ラベルが指定されていない場合、優先度はラベルを持たないノードに指定されます。

"priorities":[
    {
        "name":"<name>", 1
        "weight" : 1, 2
        "argument":{
            "labelPreference":{
                "label": "<label>", 3
                "presence": true 4
            }
        }
    }
]
1
優先度の名前を指定します。
2
重みを指定します。ゼロ以外の正の値を指定します。
3
一致するラベルを指定します。
4
ラベルが必要であるかを、true または false のいずれかで指定します。
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