6.2.2. セルフプロビジョニングの無効化


認証されたユーザーグループによる新規プロジェクトのセルフプロビジョニングを禁止することができます。

  1. cluster-admin 権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. self-provisioners clusterrolebinding usage を確認します。以下のコマンドを実行してから、self-provisioners セクションの Subjects を確認します。

    $ oc  describe clusterrolebinding.rbac self-provisioners
    
    Name:		self-provisioners
    Labels:		<none>
    Annotations:	rbac.authorization.kubernetes.io/autoupdate=true
    Role:
      Kind:	ClusterRole
      Name:	self-provisioner
    Subjects:
      Kind	Name				Namespace
      ----	----				---------
      Group	system:authenticated:oauth
  3. self-provisioner クラスターロールをグループ system:authenticated:oauth から削除します。

    • self-provisioners クラスターロールバインディングが self-provisioner ロールのみを system:authenticated:oauth グループにバインドする場合、以下のコマンドを実行します。

      $ oc patch clusterrolebinding.rbac self-provisioners -p '{"subjects": null}'
    • self-provisioners クラスターロールバインディングが self-provisioner ロールを system:authenticated:oauth グループ以外のユーザー、グループまたはサービスアカウントにバインドする場合、以下のコマンドを実行します。

      $ oc adm policy remove-cluster-role-from-group self-provisioner system:authenticated:oauth
  4. projectRequestMessage パラメーター値を master-config.yaml ファイルに設定し、開発者に対して新規プロジェクトの要求方法を指示します。このパラメーター値は、ユーザーのプロジェクトのセルフプロビジョニング試行時に web コンソールやコマンドラインに表示される文字列です。以下のメッセージのいずれかを使用できる可能性があります。

    • プロジェクトを要求するには、システム管理者 (projectname@example.com) に問い合わせてください。
    • 新規プロジェクトを要求するには、https://internal.example.com/openshift-project-request にあるプロジェクト要求フォームに記入します。

    サンプル YAML ファイル

    ...
    projectConfig:
      ProjectRequestMessage: "message"
      ...

  5. ロールへの自動更新を防ぐには、self-provisioners クラスターロールバインディングを編集します。自動更新により、クラスターロールがデフォルトの状態にリセットされます。

    • ロールバインディングをコマンドラインで更新するには、以下を実行します。

      1. 次のコマンドを実行します。

        $ oc edit clusterrolebinding.rbac self-provisioners
      2. 表示されるロールバインディングで、以下の例のように rbac.authorization.kubernetes.io/autoupdate パラメーター値を false に設定します。

        apiVersion: authorization.openshift.io/v1
        kind: ClusterRoleBinding
        metadata:
          annotations:
            rbac.authorization.kubernetes.io/autoupdate: "false"
        ...
    • 単一コマンドを使用してロールバインディングを更新するには、以下を実行します。

      $ oc patch clusterrolebinding.rbac self-provisioners -p '{ "metadata": { "annotations": { "rbac.authorization.kubernetes.io/autoupdate": "false" } } }'
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.