13.4. イメージプルポリシー
Pod のそれぞれのコンテナーにはコンテナーイメージがあります。イメージを作成し、これをレジストリーにプッシュすると、イメージを Pod で参照できます。
OpenShift Container Platform はコンテナーを作成すると、コンテナーの imagePullPolicy を作成して、コンテナーの起動前にイメージをプルする必要があるかどうかを決定します。imagePullPolicy には以下の 3 つの値を使用できます。
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Always: 常にイメージをプルします。 -
IfNotPresent: イメージがノード上にない場合にのみイメージをプルします。 -
Never: イメージをプルしません。
グローバルビルド設定で forcePull フラグを有効にして、ビルドが開始されるたびにレジストリーからイメージを強制的に更新できます。これにより、強制的にビルドごとにイメージアクセスチェックが行われ、ユーザーにアクセス権がないイメージのビルドノードのローカルキャッシュにアクセスできなくなります。
コンテナーの imagePullPolicy パラメーターが指定されていない場合、OpenShift Container Platform はイメージのタグに基づいてこれを設定します。
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タグが 最新 の場合、OpenShift Container Platform は
imagePullPolicyをAlwaysにデフォルト設定します。 -
それ以外の場合に、OpenShift Container Platform は
imagePullPolicyをIfNotPresentにデフォルト設定します。
Never Image Pull Policy を使用する場合は、AlwaysPullImages 受付コントローラー を使用して、プライベートイメージをプルするための認証情報を持つ Pod のみがそれらのイメージを使用できることを確認できます。この受付コントローラーが有効になっていない場合、イメージの認可検査なしにノード上の任意のユーザーからの Pod がイメージを使用できます。