18.2. トポロジーの例
1 つの典型的なユースケースとして、物理システムを仮想環境に接続する Tier-0 (T0) ルーターと、OpenShift Container Platform 仮想マシンのデフォルトゲートウェイとして機能する Tier-1 (T1) ルーターを設定します。
各仮想マシンには、vNIC が 2 つあります。1 つは、仮想マシンにアクセスするために Management Logical Switch に接続する vNIC です。もう 1 つは、Dump Logical Switch に接続する vNIC で、Pod ネットワークにアップリンクするために、nsx-node-agent
が使用します。詳細は、NSX Container Plug-in for OpenShift を参照してください。
OpenShift Container Platform ルートの設定に使用される LoadBalancer およびすべてのプロジェクトの T1 ルーターおよび論理スイッチは、 OpenShift Container Platform のインストール時に自動的に作成されます。
このトポロジーでは、デフォルトの OpenShift Container Platform HAProxy ルーターは、Grafana、Prometheus、Console、Service Catalog その他のインフラストラクチャーコンポーネントすべてに使用されます。HAProxy はホストネットワーク namespace を使用するため、インフラストラクチャーコンポーネントの DNS レコードがインフラストラクチャーノード の IP アドレスをポイントすることを確認します。これはインフラストラクチャールートでは機能しますが、インフラストラクチャーノード管理 IP を外部に公開することを防ぐため、アプリケーション固有のルートを NSX-T LoadBalancer にデプロイします。
このトポロジーの例では、3 つの OpenShift Container Platform マスター仮想マシンと 4 つの OpenShift Container Platform ワーカー仮想マシン (インフラストラクチャー用に 2 つ、コンピュート用に 2 つのワーカー仮想マシン) を使用していることを想定しています。