42.2. コマンドラインでのクラスター容量分析の実行


openshift-enterprise-cluster-capacity RPM パッケージをインストールして、ツールを取得します。コマンドラインでツールを実行するには、以下を実行します。

$ hypercc cluster-capacity --kubeconfig <path-to-kubeconfig> \
    --podspec <path-to-pod-spec>

--kubeconfig オプションは Kubernetes 設定ファイルを示し、--podspec オプションはツールがリソース使用状況を見積もるために使用するサンプル Pod 仕様ファイルを示します。podspec はそのリソース要件を limits または requests として指定します。hypercc cluster-capacity ツールは、Pod のリソース要件をその見積もりの分析に反映します。

Pod 仕様入力の例は以下の通りです。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: small-pod
  labels:
    app: guestbook
    tier: frontend
spec:
  containers:
  - name: php-redis
    image: gcr.io/google-samples/gb-frontend:v4
    imagePullPolicy: Always
    resources:
      limits:
        cpu: 150m
        memory: 100Mi
      requests:
        cpu: 150m
        memory: 100Mi

--verbose オプションを追加して、クラスター内の各ノードにスケジュールできる Pod 数についての詳細説明を出力できます。

$ hypercc cluster-capacity --kubeconfig <path-to-kubeconfig> \
    --podspec <path-to-pod-spec> --verbose

出力は以下のようになります。

small-pod pod requirements:
	- CPU: 150m
	- Memory: 100Mi

The cluster can schedule 52 instance(s) of the pod small-pod.

Termination reason: Unschedulable: No nodes are available that match all of the
following predicates:: Insufficient cpu (2).

Pod distribution among nodes:
small-pod
	- 192.168.124.214: 26 instance(s)
	- 192.168.124.120: 26 instance(s)

上記の例では、クラスターにスケジュールできる Pod の見積り数は 52 です。

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