27.6.2. プロビジョニング
ストレージは、ボリュームとして OpenShift Container Platform にマウントされる前に基礎となるインフラストラクチャーになければなりません。OpenShift Container Platform が AWS Elastic Block Store 用に設定されている ことを確認した後、OpenShift と AWS に必要になるのは、AWS EBS ボリューム ID と PersistentVolume
API のみです。
27.6.2.1. 永続ボリュームの作成
OpenShift Container Platform に永続ボリュームを作成する前に、永続ボリュームをオブジェクト定義で定義する必要があります。
例27.5 AWS を使用した永続ボリュームオブジェクトの定義
apiVersion: "v1" kind: "PersistentVolume" metadata: name: "pv0001" 1 spec: capacity: storage: "5Gi" 2 accessModes: - "ReadWriteOnce" awsElasticBlockStore: 3 fsType: "ext4" 4 volumeID: "vol-f37a03aa" 5
ボリュームをフォーマットしてプロビジョニングした後に fstype
パラメーターの値を変更すると、データ損失や Pod エラーが発生する可能性があります。
定義を aws-pv.yaml などのファイルに保存し、永続ボリュームを作成します。
# oc create -f aws-pv.yaml persistentvolume "pv0001" created
永続ボリュームが作成されたことを確認します。
# oc get pv NAME LABELS CAPACITY ACCESSMODES STATUS CLAIM REASON AGE pv0001 <none> 5Gi RWO Available 2s
次に、ユーザーは Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) を使用してストレージを要求 し、この新規の永続ボリュームを活用できます。
Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) は、ユーザーの namespace にのみ存在し、同じ namespace 内の Pod からしか参照できません。別の namespace から永続ボリュームにアクセスしようとすると、Pod にエラーが発生します。