16.3.3. Descheduler ポリシーの作成
Descheduler は、YAML ポリシーファイルの strategies で定義されるルールに違反するノードから Pod を削除するように設定できます。次に、設定マップを使用して特定のスケジュール解除ストラテジーを適用するためにポリシーファイルへのパスと ジョブ仕様 が含まれる 設定マップ を作成します。
Descheduler ポリシーファイルのサンプル
Descheduler で使用できるデフォルトストラテジーとして、3 つのストラテジーがあります。
ストラテジーに関連付けられたパラメーターを必要に応じて設定し、無効にすることができます。
16.3.3.1. 重複 Pod の削除 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
RemoveDuplicates
ストラテジーでは、1 つの Pod のみが同じノードで実行されている レプリカセット、レプリケーションコントローラー、デプロイメント設定、または ジョブ に関連付けられます。これらのオブジェクトに関連付けられている他の Pod がある場合、重複 Pod はエビクトされます。重複 Pod をエビクトすると、Pod をクラスター内により効果的に分散できます。
たとえば、ノードが失敗し、ノード上の Pod が別のノードに移行した場合に、複数の Pod が同じノードで実行されているレプリカセットまたはレプリケーションコントローラーに関連付けられると、重複 Pod が発生する可能性があります。失敗したノードが再び準備可能になると、それらの重複 Pod をエビクトするためにこのストラテジーが使用される可能性があります。
このストラテジーに関連付けられるパラメーターはありません。
apiVersion: "descheduler/v1alpha1" kind: "DeschedulerPolicy" strategies: "RemoveDuplicates": enabled: false
apiVersion: "descheduler/v1alpha1"
kind: "DeschedulerPolicy"
strategies:
"RemoveDuplicates":
enabled: false
- 1
- このポリシーを使用するには、この値を
enabled: true
に設定します。このポリシーを無効にするには、false
に設定します。