4.8.7. OAuth オブジェクト


4.8.7.1. OAuthClient

OAuthClient は、RFC 6749, section 2 に説明されているように OAuth クライアントを表します。

以下の OAuthClient オブジェクトは自動的に作成されます。

openshift-web-console

Web コンソールのトークンを要求するために使用されるクライアント

openshift-browser-client

対話式ログインを処理できるユーザーエージェントで /oauth/token/request でトークンを要求するために使用されるクライアント

openshift-challenging-client

WWW-Authenticate チャレンジを処理できるユーザーエージェントでトークンを要求するために使用されるクライアント

OAuthClient オブジェクト定義

kind: "OAuthClient"
accessTokenMaxAgeSeconds: null 1
apiVersion: "oauth.openshift.io/v1"
metadata:
  name: "openshift-web-console" 2
  selflink: "/oapi/v1/oAuthClients/openshift-web-console"
  resourceVersion: "1"
  creationTimestamp: "2015-01-01T01:01:01Z"
respondWithChallenges: false 3
secret: "45e27750-a8aa-11e4-b2ea-3c970e4b7ffe" 4
redirectURIs:
  - "https://localhost:8443" 5

1
アクセストークンの有効期間 (秒単位)(以下の説明 を参照してください)。
2
name は OAuth 要求の client_id パラメーターとして使用されます。
3
respondWithChallengestrue に設定される場合、/oauth/authorize への認証されていない要求は、設定される認証方法でサポートされている場合には WWW-Authenticate チャレンジを生じさせます。
4
secret パラメーターの値は、認可コードフローの client_secret パラメーターとして使用されます。
5
絶対 URI は、redirectURIs セクションに 1 つ以上配置できます。認可要求と共に送信される redirect_uri パラメーターには、指定の redirectURIs のいずれかを接頭辞として付加する必要があります。

accessTokenMaxAgeSeconds 値は、個別の OAuth クライアントのマスター設定に指定されている accessTokenMaxAgeSeconds 値を上書きします。この値をクライアントに設定すると、他のクライアントの有効期間に影響を与えることなく、クライアントのアクセストークンの有効期間を長く設定できます。

  • null の場合、マスター設定ファイルのデフォルト値が使用されます。
  • 0 に設定される場合、トークンは有効期限切れになりません。
  • 0 よりも大きな値に設定される場合、クライアント用に発行されるトークンには指定された有効期限が設定されます。たとえば、accessTokenMaxAgeSeconds: 172800 により、トークンは発行後 48 時間後に有効期限切れになります。
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