23.6.2. CPU 制限の実施


デフォルトで、ノードは Linux カーネルの CPU CFS クォータのサポートを使用して指定された CPU 制限を実施します。ノードで CPU 制限を実施する必要がない場合は、以下のパラメーターを含めるように、適切な ノード設定マップ を変更してその実施を無効にすることができます。

kubeletArguments:
  cpu-cfs-quota:
    - "false"

CPU 制限の実施が無効にされる場合、それがノードに与える影響を理解しておくことが重要になります。

  • コンテナーが CPU の要求をする場合、これは Linux カーネルの CFS 共有によって引き続き実施されます。
  • コンテナーが CPU の要求を明示的に指定しないものの、制限を指定する場合には、要求は指定された制限にデフォルトで設定され、Linux カーネルの CFS 共有で実施されます。
  • コンテナーが CPU の要求と制限の両方を指定する場合、要求は Linux カーネルの CFS 共有で実施され、制限はノードに影響を与えません。
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