40.3. プロビジョナーのデプロイ
OpenShift Ansible 変数で指定される設定に従って、すべてのプロビジョナーを同時にデプロイすることも、プロビジョナーを 1 つずつデプロイすることもできます。以下の例では、指定されたプロビジョナーをデプロイして、対応する StorageClass を作成し、設定する方法を示します。
40.3.1. AWS EFS プロビジョナーのデプロイ
以下のコマンドは、EFS ボリューム内のディレクトリーを /data/persistentvolumes
に設定します。このディレクトリーはファイルシステム内に存在している必要があり、プロビジョナー Pod によってマウントや書き込みができる必要があります。Playbook ディレクトリーに切り替え、以下の Playbook を実行します。
$ cd /usr/share/ansible/openshift-ansible $ ansible-playbook -v -i <inventory_file> \ playbooks/openshift-provisioners/config.yml \ -e openshift_provisioners_install_provisioners=True \ -e openshift_provisioners_efs=True \ -e openshift_provisioners_efs_fsid=fs-47a2c22e \ -e openshift_provisioners_efs_region=us-west-2 \ -e openshift_provisioners_efs_aws_access_key_id=AKIAIOSFODNN7EXAMPLE \ -e openshift_provisioners_efs_aws_secret_access_key=wJalrXUtnFEMI/K7MDENG/bPxRfiCYEXAMPLEKEY \ -e openshift_provisioners_efs_path=/data/persistentvolumes
40.3.1.1. AWS EFS オブジェクト定義
aws-efs-storageclass.yaml
kind: StorageClass apiVersion: storage.k8s.io/v1beta1 metadata: name: slow provisioner: openshift.org/aws-efs 1 parameters: gidMin: "40000" 2 gidMax: "50000" 3
動的にプロビジョニングされた各ボリュームに対応する NFS ディレクトリーには、gidMin
から gidMax
の範囲に一意の GID 所有者が割り当てられます。指定されない場合、デフォルトで gidMin
は 2000
、gidMax
は 2147483647
になります。要求によってプロビジョニングされるボリュームを使用するすべての Pod は、必要な GID を補助グループとして自動的に実行され、ボリュームの読み取り/書き込みができます。補助グループを持たない (かつルートとして実行されていない) 他のマウンターは、ボリュームの読み取り/書き込みはできません。補助グループを使用して NFS アクセスを管理する方法については、グループ ID セクションの NFS ボリュームセキュリティーのトピックを参照してください。