7.2. 必要なソフトウェアパッケージおよびイメージの取得


OpenShift Container Platform を非接続環境にインストールする前に、必要なイメージおよびコンポーネントを取得し、それらをリポジトリーに保存します。

重要

非接続環境のクラスターと同じアーキテクチャーを持つシステムで必要なイメージおよびソフトウェアコンポーネントを取得する必要があります。

7.2.1. OpenShift Container Platform パッケージの取得

インターネット接続のある RHEL 7 サーバーで、リポジトリーを同期します。

  1. リポジトリーの同期後にパッケージが削除されないように GPG キーをインポートします。

    $ rpm --import /etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release
  2. サーバーを Red Hat カスタマーポータルに登録します。OpenShift Container Platform サブスクリプションにアクセスできるアカウントに関連付けられている認証情報を使用する必要があります。

    $ subscription-manager register
  3. RHSM から最新のサブスクリプションデータをプルします。

    $ subscription-manager refresh
  4. OpenShift Container Platform チャンネルを提供するサブスクリプションをアタッチします。

    1. OpenShift Container Platform チャンネルを提供する利用可能なサブスクリプションプールを検索します。

      $ subscription-manager list --available --matches '*OpenShift*'
    2. OpenShift Container Platform を提供するサブスクリプションのプール ID をアタッチします。

      $ subscription-manager attach --pool=<pool_id>
      $ subscription-manager repos --disable="*"
  5. OpenShift Container Platform 3.11 で必要なリポジトリーのみを有効にします。

    • x86_64 サーバーでのクラウドインストールおよびオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      # subscription-manager repos \
          --enable="rhel-7-server-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-extras-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-ose-3.11-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-ansible-2.9-rpms"
    • IBM POWER8 サーバーでのオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      # subscription-manager repos \
          --enable="rhel-7-for-power-le-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-le-extras-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-le-optional-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-ansible-2.9-for-power-le-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-for-power-le-rhscl-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-le-ose-3.11-rpms"
    • IBM POWER9 サーバーでのオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      # subscription-manager repos \
          --enable="rhel-7-for-power-9-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-9-extras-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-9-optional-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-ansible-2.9-for-power-9-rpms" \
          --enable="rhel-7-server-for-power-9-rhscl-rpms" \
          --enable="rhel-7-for-power-9-ose-3.11-rpms"
    注記

    以前のバージョンの OpenShift Container Platform 3.11 は Ansible 2.6 のみをサポートしていました。最新バージョンの Playbook が Ansible 2.9 に対応するようになりました。Ansible 2.9 は、使用する推奨バージョンです。

  6. 必要なパッケージをインストールします。

    $ sudo yum -y install yum-utils createrepo docker git

    yum-utils パッケージは reposync ユーティリティーを提供します。 これによって yum リポジトリーをミラーリングでき、createrepo で使用可能な yum リポジトリーをディレクトリーから作成できます。

  7. ソフトウェアを保存するディレクトリーをサーバーのストレージまたは、USB ドライブまたは他の外部デバイスに作成します。

    $ mkdir -p </path/to/repos>
    重要

    このサーバーを接続されていない LAN に再接続し、これをリポジトリーサーバーとして使用する場合、ファイルをローカルに保存します。ローカルに保存できない場合は、USB で接続されたストレージを使用し、ソフトウェアを接続されていない LAN のリポジトリーサーバーに移動できるようにします。

  8. パッケージを同期し、各パッケージのリポジトリーを作成します。

    • x86_64 サーバーでのオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      $ for repo in \
        rhel-7-server-rpms \
        rhel-7-server-extras-rpms \
        rhel-7-server-ansible-2.9-rpms \
        rhel-7-server-ose-3.11-rpms
      do
        reposync --gpgcheck -lm --repoid=${repo} --download_path=</path/to/repos> 1
        createrepo -v </path/to/repos/>${repo} -o </path/to/repos/>${repo} 2
      done
      1 2
      作成したディレクトリーのパスを指定します。
    • IBM POWER8 サーバーでのオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      $ for repo in \
        rhel-7-for-power-le-rpms \
        rhel-7-for-power-le-extras-rpms \
        rhel-7-for-power-le-optional-rpms \
        rhel-7-server-ansible-2.9-for-power-le-rpms \
        rhel-7-server-for-power-le-rhscl-rpms \
        rhel-7-for-power-le-ose-3.11-rpms
      do
        reposync --gpgcheck -lm --repoid=${repo} --download_path=</path/to/repos> 1
        createrepo -v </path/to/repos/>${repo} -o </path/to/repos/>${repo} 2
      done
      1 2
      作成したディレクトリーのパスを指定します。
    • IBM POWER9 サーバーでのオンプレミスインストールの場合は、以下のコマンドを実行します。

      $ for repo in \
        rhel-7-for-power-9-rpms \
        rhel-7-for-power-9-extras-rpms \
        rhel-7-for-power-9-optional-rpms \
        rhel-7-server-ansible-2.9-for-power-9-rpms \
        rhel-7-server-for-power-9-rhscl-rpms \
        rhel-7-for-power-9-ose-3.11-rpms
      do
        reposync --gpgcheck -lm --repoid=${repo} --download_path=/<path/to/repos> 1
        createrepo -v </path/to/repos/>${repo} -o </path/to/repos/>${repo} 2
      done
      1 2
      作成したディレクトリーのパスを指定します。
Red Hat logoGithubRedditYoutube

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.