27.4.2. Cinder PV のプロビジョニング


ストレージは、ボリュームとして OpenShift Container Platform にマウントされる前に基礎となるインフラストラクチャーになければなりません。OpenShift Container Platform が OpenStack 用に設定されている ことを確認した後、Cinder に必要なのは、Cinder ボリューム ID と PersistentVolume API のみになります。

27.4.2.1. 永続ボリュームの作成

OpenShift Container Platform に PV を作成する前に、PV をオブジェクト定義に定義する必要があります。

  1. オブジェクト定義を cinder-pv.yaml などのファイルに保存します。

    apiVersion: "v1"
    kind: "PersistentVolume"
    metadata:
      name: "pv0001" 1
    spec:
      capacity:
        storage: "5Gi" 2
      accessModes:
        - "ReadWriteOnce"
      cinder: 3
        fsType: "ext3" 4
        volumeID: "f37a03aa-6212-4c62-a805-9ce139fab180" 5
    1
    永続ボリューム要求 (PVC) または Pod によって使用されるボリュームの名前。
    2
    このボリュームに割り当てられるストレージの量。
    3
    ボリュームタイプ。 今回の場合は cinder です。
    4
    マウントするファイルシステムタイプです。
    5
    使用する Cinder ボリューム
    重要

    ボリュームをフォーマットしてプロビジョニングした後には、fstype パラメーターの値は変更しないでください。この値を変更すると、データの損失や、Pod の障害につながる可能性があります。

  2. 永続ボリュームを作成します。

    # oc create -f cinder-pv.yaml
    
    persistentvolume "pv0001" created
  3. 永続ボリュームの存在を確認します。

    # oc get pv
    
    NAME      LABELS    CAPACITY   ACCESSMODES   STATUS      CLAIM     REASON    AGE
    pv0001    <none>    5Gi        RWO           Available                       2s

次に、ユーザーは Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) を使用してストレージを要求 し、この新規の永続ボリュームを活用できます。

重要

Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求) は、ユーザーの namespace にのみ存在し、同じ namespace 内の Pod からしか参照できません。別の namespace から永続ボリューム要求にアクセスしようとすると、Pod にエラーが発生します。

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