27.3.4.2.3. イメージ名とバージョンタグ変数
OpenShift Container Platform Pod が停止後に、 バージョンが異なる OpenShift Container Platform のクラスターにアップグレードされないようにするには、すべてのコンテナー化コンポーネントにイメージ名とバージョンタグを指定することが推奨されます。これらの変数は以下のとおりです。
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openshift_storage_glusterfs_image
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openshift_storage_glusterfs_block_image
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openshift_storage_glusterfs_s3_image
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openshift_storage_glusterfs_heketi_image
gluster-block および gluster-s3 のイメージ変数は、適切なデプロイメント変数 (末尾が _block_deploy
および _s3_deploy
の変数) が True の場合のみ必要です。
デプロイを正常に実行するには、有効なイメージタグが必要です。インベントリーファイルの以下の変数について interoperability matrix で説明されているように、<tag>
を OpenShift Container Platform 3.11 と互換性のある Red Hat Gluster Storage のバージョンに置き換えます。
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openshift_storage_glusterfs_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-server-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_block_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-gluster-block-prov-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_s3_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-s3-server-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_heketi_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-volmanager-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_registry_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-server-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_block_registry_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-gluster-block-prov-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_s3_registry_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-s3-server-rhel7:<tag>
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openshift_storage_glusterfs_heketi_registry_image=registry.redhat.io/rhgs3/rhgs-volmanager-rhel7:<tag>
変数の詳細な一覧については、GitHub の GlusterFS ロールに関する README を参照してください。
変数を設定したら、インストールの環境に応じて、いくつかの Playbook が利用可能になります。
クラスターインストールのメイン Playbook を使用すると、OpenShift Container Platform の初期インストールと並行して GlusterFS クラスターをデプロイできます。
- これには、GlusterFS ストレージを使用する統合された OpenShift Container Registry のデプロイが含まれます。
- OpenShift ロギングや OpenShift メトリクスは含まれません。詳細は、OpenShift ロギングおよびメトリクス用のコンバージドモード を参照してください。
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playbooks/openshift-glusterfs/config.yml
を使用して、クラスターを既存の OpenShift Container Platform インストールにデプロイできます。 playbooks/openshift-glusterfs/registry.yml
を使用して、クラスターを既存の OpenShift Container Platform インストールにデプロイできます。さらに、GlusterFS ストレージを使用する統合 OpenShift Container レジストリーもデプロイされます。重要OpenShift Container Platform クラスターに既存のレジストリーがあってはなりません。
playbooks/openshift-glusterfs/uninstall.yml
を使用して、インベントリーホストファイルの設定に一致する既存のクラスターを削除できます。これは、設定エラーによってデプロイメントが失敗した場合に OpenShift Container Platform 環境をクリーンアップするのに便利です。注記GlusterFS Playbook は、べき等である保証はありません。
注記GlusterFS インストール全体 (ディスクデータを含む) を削除してインストールし直すことなく、特定のインストールに対して Playbook を複数回実行することは、現在はサポートされていません。