4.8.8. ユーザーオブジェクト


4.8.8.1. アイデンティティー

ユーザーが OpenShift Container Platform にログインする際に、設定されたアイデンティティープロバイダーを使用して実行されます。これにより、ユーザーのアイデンティティーが決定され、その情報が OpenShift Container Platform に提供されます。

次に OpenShift Container Platform は UserIdentityMapping でその Identity を検索します。

注記

アイデンティティープロバイダーが lookup マッピング方法などで設定されている場合で、外部の LDAP システムを使用している場合には、この自動マッピングは実行されません。この場合、マッピングは手動で作成する必要があります。詳細は、Lookup マッピング方法 を参照してください。

  • Identity がすでに存在する場合でも、これが User にマップされていないと、ログインは失敗します。
  • Identity がすでに存在し、これが User にマップされている場合、ユーザーには、マップされた UserOAuthAccessToken が付与されます。
  • Identity が存在しない場合、IdentityUser、および UserIdentityMapping が作成され、ユーザーには、マップされた UserOAuthAccessToken が付与されます。

Identity オブジェクト定義

kind: "Identity"
apiVersion: "user.openshift.io/v1"
metadata:
  name: "anypassword:bob" 1
  uid: "9316ebad-0fde-11e5-97a1-3c970e4b7ffe"
  resourceVersion: "1"
  creationTimestamp: "2015-01-01T01:01:01-00:00"
providerName: "anypassword" 2
providerUserName: "bob" 3
user:
  name: "bob" 4
  uid: "9311ac33-0fde-11e5-97a1-3c970e4b7ffe" 5

1
アイデンティティー名は providerName:providerUserName の形式である必要があります。
2
providerName はアイデンティティープロバイダーの名前です。
3
providerUserName は、アイデンティティープロバイダーのスコープでこのアイデンティティーを一意に表す名前です。
4
user パラメーターの name は、このアイデンティティーがマップされるユーザーの名前です。
5
uid は、このアイデンティティーがマップされるユーザーの UID を表します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.