2.8.5. RHBA-2019:0096: OpenShift Container Platform 3.11.69 バグ修正および機能拡張の更新
発行日: 2019-01-31
OpenShift Container Platform リリース 3.11.69 が公開されました。この更新に含まれるパッケージおよびバグ修正は、RHBA-2019:0096 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれるコンテナーイメージは、RHBA-2019:0097 アドバイザリーで提供されています。
アドバイザリーでは、このリリースすべてのバグ修正および機能拡張に関する説明は除外されています。アップグレードについての注記およびこのリリースに含まれるバグ修正および機能拡張の詳細については、以下のセクションを参照してください。
2.8.5.1. バグ修正
- マスタープロキシー API の場所が変更されました。MetricsApiProxy 診断はこのエンドポイントを使用するために、障害が生じていました。この診断は、正しいエンポイントを参照するように更新され、予想通りに機能するようになりました。(BZ#1632983)
- Pod は空きポートがないとスケジュールを実行しませんでした。この問題は解決されています。(BZ#1647674)
- ブートストラップ v3.3.5 には、クロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性が含まれます。管理コンソールは、ユーザー入力が data-target 属性を使用して表示されることを許可しません。ブートストラップを脆弱性を修正している v3.4.0 にアップグレードします。今回のバグ修正により、管理コンソールはブートストラップ v3.3.5 のクロスサイトスクリプティング (XSS) の脆弱性にさらされるリスクがなくなりました。(BZ#1656438)
- テンプレートのインスタンス化のプロセスで、エラーの不適切なチェックによりオブジェクト作成のエラーが無視されました。テンプレートインスタンスは、テンプレートの一部のオブジェクトの作成が失敗してもインスタンスが正常に実行されたことを報告していました。作成時のエラーは適切にチェックされ、テンプレートインスタンスは、そのオブジェクトが作成されない場合に失敗を報告するようになりました。(BZ#1662339)
- rsync パッケージはレジストリーイメージから削除されたため、rsync はレジストリーコンテナーからのコンテンツのバックアップに使用できませんでした。rsync パッケージは再びイメージに追加され、使用できるようになりました。(BZ#1664853)