2.3.10.2. ルーター (HAProxy) の機能拡張


OpenShift Container Platform ルーターの使用は、トラフィックをクラスターに送るための最も一般的な方法です。以下の表では、3.11 における OpenShift Container Platform ルーター (HAProxy) の機能拡張について一覧表示しています。

表2.2 ルーター (HAProxy) の機能拡張
機能機能拡張コマンド構文

HTTP/2

HAProxy ルーターの HTTP/2 サポートを実装します (ルーターで終了)。

$ oc set env dc/router ROUTER_ENABLE_HTTP2=true

パフォーマンス

より多くのルートを提供できるように HAProxy で使用できるスレッドの数を増やします。

  1. デフォルトルーターを縮小し、2 つのスレッドを使用して新しいルーターを作成します。

    $ oc scale dc/router --replicas=0
    $ oc adm router myrouter --threads=2 --images='openshift3/ose-haproxy-router:v3.x'
  2. HAProxy ルーターに新規のスレッド数 (例: 7) を設定します。

    $ oc set env dc/myrouter ROUTER_THREADS=7

動的な変更

ルーターの完全な再読み込みを実行せずに HAProxy ルーターへの変更を実装します。

$ oc set env dc/router ROUTER_HAPROXY_CONFIG_MANAGER=true

クライアント SSL/TLS 証明書の検証

SNI をサポートしていないが、証明書の検証が必要な古いクライアント/サービスのルートをサポートするために mTLS を有効にします。

$ oc adm router myrouter --mutual-tls-auth=optional --mutual-tls-auth-ca=/root/ca.pem --images="$image"

集計ロギング/EFK でキャプチャーされるログ

アクセスログを収集し、オペレーターがそれらを表示できるようにします。

  1. rsyslog コンテナーを使用してルーターを作成します。

    $ oc adm router myrouter --extended-logging --images='xxxx'
  2. ログレベルを設定します。

    $ oc set env dc/myrouter ROUTER_LOG_LEVEL=debug
  3. rsyslog コンテナーでアクセスログを確認します。

    $ oc logs -f myrouter-x-xxxxx -c syslog
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