2.3.10.5. 設定可能な VXLAN ポート
OpenShift Container Platform SDN オーバーレイ VXLAN ポートが設定可能になりました (デフォルトは 4789
)。VMware は、RFC 7348 に準拠するために、VMware NSX SDN (≥v6.2.3) で使用される VXLAN ポートを 8472
から 4789
に変更しています。
OpenShift Container Platform SDN オーバーレイを VMware の NSX SDN アンダーレイの上部で実行する場合、いずれも同じ VXLAN ポート (4789
) を使用するためにポートの競合が生じます。VXLAN ポートが設定可能になることにより、ユーザーは特定の環境に合わせ、組み合わせて使用する 2 つの製品のポート設定を選択できるようになります。
VXLAN ポートを設定するには、以下を実行します。
master-config.yaml の VXLAN ポートを新規のポート番号で変更します (
4789
の代わりに4889
を使用するなど)。vxlanPort: 4889
clusternetwork
を削除して、マスター API およびコントローラーを再起動します。$ oc delete clusternetwork default $ master-restart api controllers
openshift-sdn
プロジェクト内のすべての SDN Pod を再起動します。$ oc delete pod -n openshift-sdn -l app=sdn
すべてのノード上のファイアウォールで新規ポートを許可します。
# iptables -i OS_FIREWALL_ALLOW -p udp -m state --state NEW -m udp --dport 4889 -j ACCEPT