第6章 Deployment
6.1. コンテナーへのデプロイの制御
ビルドプロセスで何らかの問題が生じる場合や、イメージのデプロイ後に脆弱性が発見される場合に、自動化されるポリシーベースのデプロイを実行するツールを使用できます。イメージの再ビルドおよび置き換えはトリガーを使用して実行できます。 実行中のコンテナーにパッチを当てる方法は推奨されていません。
たとえば、3 つのコンテナーイメージ層 (コア、ミドルウェア、アプリケーション) を使用してアプリケーションをビルドするとします。コアイメージに問題が見つかり、そのイメージは再ビルドされました。ビルドが完了すると、イメージは OpenShift Container レジストリーにプッシュされます。OpenShift Container Platform はイメージが変更されたことを検知し、定義されたトリガーに基づいてアプリケーションイメージを自動的に再ビルドし、デプロイします。この変更には修正されたライブラリーが組み込まれ、実稼働コードが最新のイメージと同じ状態になります。
oc set triggers
コマンドは、デプロイメント設定のデプロイメントトリガーを設定するために使用できます。たとえば、frontend
というデプロイメント設定に ImageChangeTrigger
を設定する場合は、以下を実行します。
$ oc set triggers dc/frontend \ --from-image=myproject/origin-ruby-sample:latest \ -c helloworld
参考文献
OpenShift Container Platform 開発者ガイド