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16.7.2. 詳細スケジューリングの使用

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クラスターで詳細スケジューリングを起動する方法はいくつかあります。

Pod のアフィニティーおよび非アフィニティー

Pod のアフィニティーにより、Pod がその配置に使用できるアフィニティー (または非アフィニティー) を、(セキュリティー上の理由によるアプリケーションの待機時間の要件などのために) Pod のグループに対して指定できるようにします。ノード自体は配置に対して制御を行いません。

Pod のアフィニティーはノードのラベルと Pod のラベルセレクターを使用して Pod 配置のルールを作成します。ルールは mandatory (必須) または best-effort (優先) のいずれかにすることができます。

Pod のアフィニティーおよび非アフィニティーの使用 を参照してください。

ノードのアフィニティー

ノードのアフィニティーにより、Pod がその配置に使用できるアフィニティー (または非アフィニティー) を、(高可用性のための特殊なハードウェア、場所、要件などにより) ノード のグループに対して指定できるようにします。ノード自体は配置に対して制御を行いません。

ノードのアフィニティーはノードのラベルと Pod のラベルセレクターを使用して Pod 配置のルールを作成します。ルールは mandatory (必須) または best-effort (優先) のいずれかにすることができます。

ノードアフィニティーの使用 を参照してください。

ノードセレクター

ノードセレクターは詳細スケジューリングの最も単純な形態です。ノードのアフィニティーのように、ノードセレクターはノードのラベルと Pod のラベルセレクターを使用し、Pod がその配置に使用する ノード を制御できるようにします。ただし、ノードセレクターにはノードのアフィニティーが持つ required (必須) ルールまたは preferred (優先) ルールはありません。

ノードセレクターの使用 を参照してください。

テイントおよび容認 (Toleration)

テイント/容認により、ノード はノード上でスケジュールする必要のある (またはスケジュールすべきでない) Pod を制御できます。テイントはノードのラベルであり、容認は Pod のラベルです。スケジュールを可能にするには、Pod のラベルは ノードのラベル (テイント) に一致する (またはこれを許容する) 必要があります。

テイント/容認にはアフィニティーと比較して 1 つ利点があります。たとえばアフィニティーの場合は、異なるラベルを持つノードの新規グループをクラスターに追加する場合、ノードにアクセスさせたい Pod と新規ノードを使用させたくない Pod のそれぞれに対してアフィニティーを更新する必要があります。テイント/容認の場合には、新規ノードに到達させる必要のある Pod のみを更新すれば、他の Pod は拒否されることになります。

テイントおよび容認の使用 を参照してください。

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