27.13. 永続ストレージ用の VMware vSphere ボリューム
27.13.1. 概要
OpenShift Container Platform では、VMWare vSphere の仮想マシンディスク (VMDK: Virtual Machine Disk) ボリュームがサポートされます。VMware vSphere を使用して、OpenShift Container Platform クラスターに 永続ストレージ をプロビジョニングできます。これには、Kubernetes と VMWare vSphere についてのある程度の理解があることが前提となります。
OpenShift Container Platform は vSphere にディスクを作成し、ディスクを適切なインスタンスに割り当てます。
OpenShift Container Platform の 永続ボリューム (PV) フレームワークを使用すると、管理者がクラスターに永続ストレージをプロビジョニングできるようになるだけでなく、ユーザーが、基盤となるインフラストラクチャーに精通していなくてもこれらのリソースを要求できるようになります。 VMWare vSphere VMDK ボリュームは、動的にプロビジョニング できます。
永続ボリュームは、単一のプロジェクトまたは namespace にバインドされず、OpenShift Container Platform クラスター全体で共有できます。ただし、永続ボリューム要求 は、プロジェクトまたは namespace に固有で、ユーザーによる要求が可能です。
インフラストラクチャーにおけるストレージの高可用性は、基礎となるストレージのプロバイダーに委ねられています。
前提条件
vSphere を使用して永続ボリュームを作成する前に、OpenShift Container Platform クラスターが以下の要件を満たしていることを確認してください。
- 最初に OpenShift Container Platform を vSphere 用に設定 する必要があります。
- インフラストラクチャー内の各ノードホストは、vSphere 仮想マシン名に一致する必要があります。
- それぞれのノードホストは、同じリソースグループに属している必要があります。